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2008.02.16

遠野物語 第3話

すると!!

ある晩、娘が夢枕にたち

おっとうおっかぁも泣かないでけろ、

本当なら、おっとうおっかぁの側で、面倒を見て暮らすのが筋

ところが、私は悪い星の下に生まれたので

あんなざまになったのだから、どうか私のことはあきらめてけろ。

そのかわり

今から私の言う事をようく聞き、私の言うとうりにしてほしい

春3月の中旬の朝間、夜明けに、ニワ(土間)の臼(うす)の

中を見てけろ。馬頭の形をした白い虫がずっぱり(沢山)

湧いているから、馬っこ殺した桑の木の葉っぱを採って、

あずがって(飼って)けろ。そのトトコ(お蚕さん)と言う虫が

口から糸を出して繭(マユ)になるがら

その繭から糸をとり、街に行って売って暮らしてけろ」

そう聞くと、おっとうおっかぁは夢からさめ

まったく同じ夢を見たことに(不思議な事もあるものだ)とびっくりし

夢でも娘に逢えた嬉しさでいっぱいでした。

それから月日が過ぎ3月の中旬の朝

おっとうおっかぁは早く起きて

ニワの石臼の中を覗いてみました。

「なっなななんということじゃ!!」

夢で娘が言ったように

臼の中には虫が湧いていました。

早速、おっとうおっかぁは娘の言う通り

桑の木の葉っぱを採って

一生懸命あずかったどっしゃ

そうしてこの虫が繭をつくり繭から糸をつくり

街へ持って行くとたいそう高く売れ

そこでおっとうおっかぁ

一生、生活に困ることはながったどっしゃ

そこで、桑の木で娘の顔と馬の頭を作り

オシラセ様として祭ったそうです。

それが訛ってオシラ様となったとか

どんとはれ。

どんとはれとは『おしまい』と言う意味です

実はこの話にはまだまだ続きがあるんです。

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コメント

いい話だねぇ〜♪
古酒さんお願いだから〜
出張で語りに来てください!!!
東北の言葉はなんとも言えず
私の心に響くわ。。。

で、続きってぇ===
気になるから〜早くっ!!!

投稿: あんみつ | 2008.02.18 19:45

この方言は親方のですか?
何かを見て書いておられるじゃないですよね。
味があっていいなあ♪

投稿: kako | 2008.02.18 20:58

ちょ、ちょっとぉーーーーーーーーーーーっ

いつまで続くのかしら?

。・゚゚(ノД`)あ゙~ん

投稿: shinpurumodan | 2008.02.19 17:38

>あんみつ様

良い、話だべ~~~
子供の時に聞いても良く解らなかった事が
大人になって聞くと、深い意味のある
話しなんだなぁ~~って
改めて感じたりします。

>kako様

オラ!東北生まれだから
方言はこれでも少しだけ使ってみました。
方言だけで書いたら多分理解出来ないと
思うよ。

>shinpurumodan様

もうお終い(どんとはれ)
よかったかな??

投稿: 親方 | 2008.02.19 19:41

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